feb19.jp

Nobuhiro Takahashi
Designer / Engineer

MicrosoftのSilverlightとWPF

MicrosoftのSilverlightとWPF

ちょっと前の話ですが、先日Microsoftが開催したMIXに行ってきました。MIXで発表された事などは他のブログなどを参考にしていただくとして、Flashクリエイターとしての雑感を。

発表されたのは、FlashのライバルとなるSilverlightや、Flash Media ServerのライバルのWindows Media Serverや、RIA制作環境をそのままエンタープライズにもちこめるAdobe AIRのライバルとなるWPFなどなど。その中で個人的に注目していたのはやはりSilverlight。Silverlightの案件がメインになってきた時、自分はFlashからそのまま乗り換える事が出来るか否か、とか。

結論からいうと、今の所特にその辺は気にする必要はなさそう。まずSilverlightでしか出来ないことっていうのがまだかなり少ないから。Flashの方が全然リッチな表現が出来るし(ビットマップ操作やバイナリ操作、音との動機他)、出来る事と言えばWindows Media Videoを使えると言う事ぐらい。

展示を行ってたところがしきりに言っていたのが、「Silverlightならデザイナーとプログラマーが完全に分かれて仕事を進める事ができる」という事だったのですが、正直Flashでもそんな変わんなくね?って感じでした。というかそれはコードを書く時プログラマーがVisual Studioで作業ができる、それぐらいのものなのかなといった印象。というわけでSilverlightっていう環境は、Visual Studioを売るためにとりあえず作った感じの印象が強いです。

ただ、上で書いた「出来る事と言えばWindows Media Videoを使える」ということ。たったこれだけなんですが、これがSilverlightがただで終わらないところで、これが出来ると、今までWMVで配信していたストリーミングビデオの映像配信サイトは、全部Silverlight化して行く事は間違いないと思われます。まずGyaoがSilverlight対応になります。今までWIndows Media Serverを使っていた配信業者はそのままSilverlight化する事で、それはクロスプラットフォームになり、好きにデザインしたスキンを使う事が出来る。つまりバナー広告を埋め込んだり、いろんな広告を差し込めることになる。

現状、Youtubeやニコニコ動画がSilverlight化するってことはまず無いと思うけど、まずエロサイトでバンバン使われて行くようになると思う。そしてFlashで作ったRIA+PIPなんていう、例えば「ORIX VIPローンカード」みたいなサイトが新しく作られるときはSilverlightでも良いかもしれない。

とある会社の方がFlashは特殊でプログラマーにとってとっつきにくいけど、Microsoftの環境ならプログラマーはとっつきやすいとおっしゃっていて、プログラマーをたくさんかき集めて、一気に上のORIXみたいなサイトが作れると。ただ、それと同時に、Silverlightはロックンロールスターが生まれにくいという事も言っていたのが印象的でした。

というわけでSilverlightのどこが凄いのかというのを考えるキーワードは「動画」といった感じです。あとプログラマーがやりやすい、と。もうちょい、って感じですね。

なんだかベッドで寝そべりながらだらだら書いていたらまとまりの無い無駄にながい文章になってしまいましたが。。。そうそう、ちなみにSilverlightのプログラミング言語はActionScriptではもちろんなく、JavaScriptを使ってプログラミングを行います。というわけでJavaScriptを書いていないのならば、少し慣れておくと良いかもしれませんね。

でもJavaScriptはActionScript1.0に似てるからFlashクリエイターにとっては特に迷いもなく移行できるだろうし、FlashクリエイターならActionScript3.0やAIRの方が、ねぇ。

Tweet Share Bookmark

Navigation

prev: Flash Media Serverで動画ストリーミング
next: MOLESKINE DIARY 2008 登場

Recently Entries