9.8 の Apple Event (https://www.youtube.com/watch?v=ux6zXguiqxM) で iPhone 14 / Apple Watch Series 8 が発表され、「自動車の衝突検知」機能が搭載されるという発表がありました。自動車事故の際に自動で通報可能で、将来の Apple Car の機能の一つですねこれは!的な妄想が捗る感じです。
その機能にサードパーティアプリからアクセスが可能な API 郡「SafetyKit」 が beta 公開されたのでちょっと斜め読みしてみました。
SafetyKit
https://developer.apple.com/documentation/safetykit
iOS 16.0 / iPadOS 16.0 からアクセスできる予定の SafetyKit では、3 つのクラスと、2 つの Delegate プロトコル、1 つのストラクチャーが予定されています。(Apple Watch アプリではサードパーティ使用不可っぽい)
おそらく使い方の流れは、
- SafetyKit の情報をサードパーティから取得して良いか、ユーザーに認可を取り(
class SACrashDetectionManager
) - 衝突検知したことを受け付けたら(
protocol SACrashDetectionDelegate
) - その衝突時の状況データ見つつ(
class SACrashDetectionEvent
) - 緊急連絡を行い(
class SAEmergencyResponseManager
) - 電話の状況変化を監視する(
protocol SAEmergencyResponseDelegate
)
という感じになりそう。で、エラー時は struct SAError
を使う感じですね。(あくまで妄想で、安全に関わる技術なので、使用の際は必ず公式リソースをご確認ください)
サードパーティでの活用と Apple の戦略妄想
さまざまなカーナビアプリや、もしかしたら保険アプリや音楽アプリ?とかで、交通事故時の安心をアピールすることができるようになりそうです。
衝突検知を行う機能を搭載した iPhone を使っている人であれば使うことができるので、いろんなアプリから衝突検知機能のアピールが始まり、 iPhone の新機種訴求になる、という目論みで公開されたのかなという感じですかね。
中長期的には SafetyKit を通した体験をいろんなユーザーが行うことで、Apple の自動車技術は iPhone / Apple Watch でよく知ってるし良いぞ、という地盤ができていき、将来的に Apple Car として実際の車が登場した時に注目だけでなく購買確率が上がっていくのかなと、妄想しました。
おわり
今自分の車は 12 年目ぐらいなのでそろそろ車検がキツい。電気自動車が増えてきた時に中古 Apple Car あったら乗り換え選択肢に入ってくるかもなぁ。
新車で Apple Car は出ても高すぎて買えなさそうなので、もし出た時買った方がいたら、指紋ペタペタしたいのでご一報ください。